仄暗いほど重たい愛 ~偽装妻ですが、冷血御曹司は手放す気がないようです~
「それでもいい……です。……めちゃくちゃにして、ください……」
精一杯の思いで伝えると、やがて、統悟さんが長いため息をついて。
引かれてしまったかな、とおそるおそる見上げた矢先に、唇を奪われた。
「っ、……ん……」
一度離れたかと思えば、今度はさらに重なり合う。
ゆっくりと体重がかかり、身体がベッドへ沈んでいく。
「目を逸らさないで。……一生、俺だけを見ていてください」
ふたりだけの夜は、仄暗いほどの愛で満ちていった。
【完】
