魔法学校☆アルミラージ
「あっ、ごめんアシェル!」

「大丈夫だよスイフォン」

にこっと言ってアシェルがチョコレートでベタベタになった楽譜に向かって人差し指を振るとあっという間に溢れた飲み物がカップの中に戻り、楽譜も綺麗に元通りになった。

「わっ、すごい!魔法みたい!」レイが目を輝かせながら言うと アシェルの隣に座っていたマールが ぶっ と笑った。

「魔法みたいって何言ってんだよ、使えて当たり前だろ?レイだって魔法の世界の住民なんだから普通に使ってる事じゃん。なに今更驚いてんだよ?」

黒板にダンスのイメージをチョークで描いていたディッグもくすくす笑っていた。

「あっ…そうだよね!ごめんごめん!」とレイは笑った。

「レイって本当に面白いよね。この間も空を飛んでる綿菓子の豚を見て えー!?何あれー!? って驚いてたし」

「レイ、お前まさか…」スイフォンに真正面からジッと見られて 魔法使いじゃないってバレた!? とレイはだらだら冷や汗が止まらなくなった。

「金持ちのお嬢だろ?」

「へ?」レイは目を点にした。
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