一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
一人一人の顔を見て、SEIKOさんが腕組みを解いた。
「表題曲のタイトルは“恋色サイダー”。
タイトル通り、恋を題材にした一曲」
――恋。
最近聞いたような単語にドキンと胸が鳴る。
アイドルと恋は、交わってはいけないもの。
――現実は、どうやら違うみたいだけど……
恋をしないで恋を歌うって、どうしたらいいんだろう?
「っしゃ、得意分野!」
隣でユウキが小さくガッツポーズしてる。
その笑い方は勝ちを確信している顔だ。
――え?
恋愛論外とか言ってたのに?
狼狽えて周りを見る。
昊も南もしれっとしてる。
蓮も……まぁ。
“人並みに遊んでる”とか言ってたし。
いつも通りの気怠い笑顔だ。