告げ口女の狙い
当時、私は中学1年生。

小学生の頃は、平穏な日々を過ごしていた。しかし、学校内の人口が増えたからなのか、年齢が上がったからなのかは分からないけれど、【いじめ】が始まったらしい。
らしい、というのは私自身がいじめたり、いじめられた訳ではないからだ。

中学生になると、スクールカーストというのが分かりやすく始まった。

私は、スクールカーストにもカウントされない圏外にいる程目立たず、地味な学生だったと思う。
いじめが起きていたのは、一軍というスクールカースト上位に君臨する子達のグループ。

派手な男女のグループで、いじめが起きていたのは女の子達。原因は分からないけれど、1人ずつ順番に無視されていくというもの。
典型的なことだけれど、その子達のことを怖いなぁなんて思っていた。

しかし、ある時ピタリといじめは止まったようで、一軍女子達はみんなで楽しそうにしていた。
1年生の終わりの頃。関係のない私だけれど、物騒なことが終わって良かったなぁなんて思っていた。

そして迎えた新学期。私の人間関係に変化が訪れた。
一軍女子の1人(A)と放課後や休みの日に遊ぶほど仲良くなったのだ。

しかし、その関係は長くは続かなかった。

私には、幼稚園の頃からの仲良しな友達(B)がいるのだが、Aは突然

「Bちゃんね、アンタのことウザイって言ってたよ」

突然のことに、頭が真っ白になった。親同士も私達も仲良しで、陰でそんな事を言われるなんて…とショックだった。

Bとは、楽しく遊ぶけれど愚痴を言い合うこともあり、勝手に自分のことは言われないと思っていた。

けれど、これーー嘘だったのだ。

Aは、Bには私が悪口を言っていたそう。
この一件があり、私達は自然とAと距離が出来ました。
そして、Aと小学校が同じだった友達(C)から全ての事実を聞きました。

Aは自分にだけ依存する【親友】が欲しかったようで、一軍女子のイジメの黒幕だったそう。
みんなに「××があなたの悪口を言ってる」と言いつつ、××には「私だけはあなたの味方だから」と言って、××を取り入れようとしていたのだとか。

Aは、1年生の終わりの頃に一軍女子のボス格の悪口を吹聴しようとし、失敗してグループから追い出されたようだ。
私とBの関係は今も続いており、ふとこのことを思い出したのだ。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

日頃の行い

総文字数/999

ホラー・オカルト3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私の母はよく、 日頃の行いの良し悪しを口にします。 その結果か、学生の頃は 大人から注意されることが少ない 日々を過ごしていました。 大人ウケは良かったのかな、 なんて思ったりします。 あなたはどうですか? 日頃の行いは良いですか? それともーー。 ※あまり穏やかでない表現があります。 苦手な方はここでお引き取り下さい
1つの正義感が失われていたかもしれない話

総文字数/950

ホラー・オカルト4ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
実話を元にしたお話です。
表紙を見る 表紙を閉じる
村崎 紫(むらさき ゆかり)の 婚約者を決める為の場に現れたのはーー クラスメイトの男子 緑谷 翡翠(みどりたに ひすい) 彼は、無口で話したことがない。 それでも、家のために 婚約を確実にするために頑張るが 「無駄話するな」 と、バッサリ。 この婚約は成立できない。 そう思っていたのにーー。 「ーーだから、無理するなと言ったのに」 (可愛い。 ーー俺は、我慢できるだろうか) 体調不良で倒れたことにより、 彼の声が二重に聞こえるようになった。 しかも、その声は心の声だと分かりーー。 少しずつ話すようになると 「おはよう」 (今日も可愛いな) 「ーーそれは、俺に……か?」 (村崎の手作り…… 食べずに持って帰って永久保存したい) 「……何やってるんだ」 (愛おしい。 ーー今、抱きしめたら嫌われるだろうか) 私に対して、 好意的な気持ちを持ってくれてるーー? ある時、彼の心の声が聞こえてることが バレてしまったけどーー!? 「ーー口にしようがしまいが、 俺の気持ちは見透かされてるわけか。 それなら、もう遠慮はしない」 って、とんでもない展開に……!? ♡♡♡ 自分の意見を言えず 他人の顔色ばかり伺う令嬢 村崎 紫(むらさき ゆかり) × 無口で誤解されがちだけど 優しい不器用なイケメン子息 緑谷 翡翠(みどりたに ひすい) 開始 2025.03.02 完結 2025.03.17

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop