告げ口女の狙い
☆
当時、私は中学1年生。

小学生の頃は、平穏な日々を過ごしていた。しかし、学校内の人口が増えたからなのか、年齢が上がったからなのかは分からないけれど、【いじめ】が始まったらしい。
らしい、というのは私自身がいじめたり、いじめられた訳ではないからだ。

中学生になると、スクールカーストというのが分かりやすく始まった。

私は、スクールカーストにもカウントされない圏外にいる程目立たず、地味な学生だったと思う。
いじめが起きていたのは、一軍というスクールカースト上位に君臨する子達のグループ。

派手な男女のグループで、いじめが起きていたのは女の子達。原因は分からないけれど、1人ずつ順番に無視されていくというもの。
典型的なことだけれど、その子達のことを怖いなぁなんて思っていた。

しかし、ある時ピタリといじめは止まったようで、一軍女子達はみんなで楽しそうにしていた。
1年生の終わりの頃。関係のない私だけれど、物騒なことが終わって良かったなぁなんて思っていた。

そして迎えた新学期。私の人間関係に変化が訪れた。
一軍女子の1人(A)と放課後や休みの日に遊ぶほど仲良くなったのだ。

しかし、その関係は長くは続かなかった。

私には、幼稚園の頃からの仲良しな友達(B)がいるのだが、Aは突然

「Bちゃんね、アンタのことウザイって言ってたよ」

突然のことに、頭が真っ白になった。親同士も私達も仲良しで、陰でそんな事を言われるなんて…とショックだった。

Bとは、楽しく遊ぶけれど愚痴を言い合うこともあり、勝手に自分のことは言われないと思っていた。

けれど、これーー嘘だったのだ。

Aは、Bには私が悪口を言っていたそう。
この一件があり、私達は自然とAと距離が出来ました。
そして、Aと小学校が同じだった友達(C)から全ての事実を聞きました。

Aは自分にだけ依存する【親友】が欲しかったようで、一軍女子のイジメの黒幕だったそう。
みんなに「××があなたの悪口を言ってる」と言いつつ、××には「私だけはあなたの味方だから」と言って、××を取り入れようとしていたのだとか。

Aは、1年生の終わりの頃に一軍女子のボス格の悪口を吹聴しようとし、失敗してグループから追い出されたようだ。
私とBの関係は今も続いており、ふとこのことを思い出したのだ。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
波田初花は大手製薬会社華蘭に入社して三年目の経理部社員。 東京での生活に慣れ、同僚は良い人ばかりな温かい環境。 ただ一つ、悩みがあった。 それは――。 「誰か、いい人おらんの?」 実家の母からの結婚を匂わせるメッセージ。 それにため息を吐いていたら、仲良しな同期から マッチングアプリを勧められる。 でも、マッチングアプリには 怪しい人ばかり……! もう、辞めちゃおう……そう思った時に、 新着で届いたメッセージに心打たれて、 数か月かけて仲良くなり、実際に会う約束をする。 だけど、そこにいたのは――。 会社の花形・営業部のエース。 芸能人のように整った容姿と華やかなオーラを持ち、 社内で知らない者はいない有名人―― 鷹岡颯馬だった。 なんでマッチングアプリなんてやってるの――!? 住む世界が違いすぎる人だし、今後気まずくなるかも…… そんな思いから、初花は逃亡を決意。 しかし――。 「バックレってさ、 あのアプリではかなりアウトなご法度だって知ってる?」 「えっ……!?」 「でも、俺も面倒なのはごめんだからさ。 ひとつ、頼みを聞いてくれない?」 「頼み……?」 「付き合ってくれるフリしてくれるなら、通報しないよ」 脅し(?)から始まる純愛ストーリー
変なメール

総文字数/197

ホラー・オカルト1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
意味がわかると怖い話
バスでうとうと

総文字数/200

ホラー・オカルト1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
意味がわかると怖い話

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop