追放令嬢が可愛い犬を拾ったら実は狼の神獣でした〜なぜか気に入られて国を滅ぼしそうな勢いです〜
「イリオは何も知らなかったんだよね。リーリアは突然人間にさせられて、一緒にならないなら森を焼き尽くすと脅されたの。リーリアは全力で抗議したわ。そんな卑怯な手を使わなければ自分を手に入れられないのか、そんな人間を選ぶわけがないだろうと。考え直すように何度も説得した。でも、何も変わらなかったの。だから、あなたを選ぶなら死んだほうがましだと言った。そしたら、あっけなく胸を刺されて殺された」
エリスの話に、イリオは目を大きく見開き茫然とする。
「でも、リーリアは刺された時、言ったの。自分が死んだあと、この森を焼くようなことがあったら絶対に許さない、森の精霊たちがあなたとあなたの子孫たちを未来永劫呪い尽くすからと。そして、どの未来でも二度とあなたと自分が出会わないようにしてみせる、そう言ったわ」
エリスが言い終わると、ククク、と嬉しそうに笑う声がする。その声のする方へ目を向けると、ファシウスの顔は愛憎で醜く歪んでいた。
「そう、そして俺はそれを恐れて、森を焼くのを止めた。未来で二度とリーリアに出会えないなんて困る。今リーリアを手に入れられないなら、生まれ変わってから手に入れればいいと思った。だから、胸を刺した時、楔を打ち付けたんだよ。どこにいても見失わないように」
エリスの話に、イリオは目を大きく見開き茫然とする。
「でも、リーリアは刺された時、言ったの。自分が死んだあと、この森を焼くようなことがあったら絶対に許さない、森の精霊たちがあなたとあなたの子孫たちを未来永劫呪い尽くすからと。そして、どの未来でも二度とあなたと自分が出会わないようにしてみせる、そう言ったわ」
エリスが言い終わると、ククク、と嬉しそうに笑う声がする。その声のする方へ目を向けると、ファシウスの顔は愛憎で醜く歪んでいた。
「そう、そして俺はそれを恐れて、森を焼くのを止めた。未来で二度とリーリアに出会えないなんて困る。今リーリアを手に入れられないなら、生まれ変わってから手に入れればいいと思った。だから、胸を刺した時、楔を打ち付けたんだよ。どこにいても見失わないように」