陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい
確かに、興味はない方かもしれない。今までも、強く行きたいと思ったことはないから。
「そうだね。でも、櫂くんとだから来たいと思ったんだよ。櫂くんとなら、普段は興味ないキラキラも、綺麗って思える」
櫂「…え、それって俺は褒められてるわけ?」
「めっちゃ褒めてる」
櫂「分かりにくっ」
不器用だったけど、私なりに必死に気持ちは伝えられた。カップルの聖地と言われる場所まで、また歩き出す。隣を歩きながら、スッと手を取られて私も握り返す。
「プロポーズも、ここでしてほしいかもな」
櫂「そういうのは、あからさまに言うもんじゃない」
「希望は言っておかないと」
期待を込めて、櫂くんの目をしっかり見て伝えると目は逸らされたけど、〝はいはい、覚えとく。〟と耳を真っ赤にして返事してくれた。
適当に返事をしたように見えたけど、ちゃんと覚えていてくれているはず。多分私が忘れそうな気がするけど、穏やかに流れる時間の中で、二人が言葉にして気持ちを確かめ合えた日だった。


