偽りのお見合いだとバレたのに、溺愛されています
「俺は…何度も覚悟してって言ったよね?
楓がなにもしなくても結構余裕なかったのに…
本当に覚悟してね。」
榊さんが微笑みながら言ってきたが、
いつもと違う笑顔で少し怖くなってしまった。
「あ、あの」
思わず声を掛けたら、
榊さんがすごい至近距離で「どうしたの?」と囁いてきた。
その間にも服を脱がされたり、
体を触られている。
「お、お手柔らかに…」
榊さんの色気がすごくて、
ただこの場にいるだけで恥ずかしくなってきた。
「ごめんね。それは約束できないや」
榊さんはまた妖艶な表情になったと思ったら、今度はもっと深いところを触られていた。
この前はキスをされていたため余裕はなかったものの、声があまり漏れなかったが、
今回は途切れ途切れにキスをされるため、声が漏れてしまい恥ずかしい。
思わず口元を手で押さえる。
すると、榊さんが近付いてきて、手にキスされた。
「まだ…そんな余裕あるんだね?」
さっきよりも深いところを触られて、
思わず手を止めようと榊さんの方に手を伸ばした。
手が離れてしまったことで、
また声が漏れてしまったが、気にする余裕がない。
榊さんから何度も「可愛い」「好きだよ」という言葉がかろうじて聞こえるくらい。
「いいかな?」
「はい」
榊さんが入ってくる。
「大好きだよ」
「わ、私もです」
榊さんが目を丸くしたと思ったら、
いきなり動きが激しくなり、
何がなんだかわからなくなった。
「ごめんね、今日は寝かせてあげられないかも」
私は何度も限界になり謝ったが、
朝まで許してもらえなかった。