矢神さん僕の事誘ってます⁈
5年前の初彼氏ができた頃に思いを馳せれば、一応あれでもドキドキワクワク初デートに望み、相手に合わせて自分を取り繕おうと必死だった…



窓からは私が気に入った公園の樹木の景色が広がり、冬でも自然を味わえるお気に入りの光景を楽しむことができる…



私も恋をした方がいいのだろうか⁇



「日尾くん…セックスってそんなに良いのかな⁇」



自分が年下の手近な後輩くんに聞いてしまった何とも大胆で恥ずかしすぎる言葉を思い出し、顔から火が出そうなくらい恥ずかしくなる…



「何でよりによって日尾くんに聞いちゃったかな⁇」



自分がどうして会社一のモテ男子の日尾くんに事もあろうにあんな恥ずかしい事を聞いてしまったんだろう⁇と今更ながら後悔の念を巡らせた…



たまたまそこにいたからだと苦しい言い訳をしてみればそれまでだが、他にも聞ける相手ならいたのではないかと言われればそれまでだ



日尾くんは、社内でも話しやすく、事あるごとに私に絡んでくる方で、例えて言うなら、高校時代に何かにつけて揶揄ってくる男子の1人のような感覚だった



狙っている女子は多いのに日尾くんは寄ってくる女子達には絶対に靡かない…



そんな日尾くんにあんなに恥ずかしい事を聞いてしまうなんて一生の不覚だと会社で口走ってしまった恥ずかしい事を必死に打ち消した…



この時の私には、まさか自分が会社一のモテ男子に本気で恋をしてしまうなんて、想像すらしていなかった
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