矢神さん僕の事誘ってます⁈
「一応ご飯作ったんだけど…上手くできなくて…」       



自信なさそうに下を向いて落ち込む私に日尾くんはクスッと笑っている



「僕の為に作ってくれたなんて超感動ですよ‼︎外食とか買い食いばっかりなので嬉しいです」



子供のようにはしゃいで喜ぶ日尾くんをやっぱり可愛いと思った…



「それは良かった」と言った私の顔から笑みが溢れる…



日尾くんは私の作った料理を全部食べてくれた‼︎食べ終えて食器を洗っていると、日尾くんが私を後ろから抱きしめる…



「えっ⁉︎」と言って私は驚いて食器を洗う手を止めた…



「菜子さん可愛すぎ‼︎思わず抱きしめたくなりました」



日尾くんは私をバックハグしながら私の身体をすっぽりと包み込んだ



私は真っ赤になってどうすればいいのか戸惑ってしまう…日尾くんは反応を見て楽しんでいるに違いない…



「これ洗わないと…」と手を止めた食器を気にするふりをして、私はバクバクとなっている心臓の高鳴りを必死に誤魔化した



「菜子さん…キスしてもいいですか⁇」



バックハグから解放される事なく、日尾くんは耳元で卑猥な言葉を囁く…私はドキドキし過ぎてどうすればいいのか分からなくなってしまった…



「ごめんなさい…まだリハビリの段階なのに無理強いし過ぎました…」



日尾くんがゆっくりと私を抱きしめる腕を解き、私はバックハグから解放される…
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