地元なじみ。
――最終下校時刻です。生徒のみなさんは……――
校内放送が聞こえてくる。
「……さすがに帰らないとか」
キスをしたり抱きしめたり、お互いに寄り添って肩に寄りかかって話したり。
同じ学校の2人のような、幸せな時間を過ごした。
幸せすぎて浮かれているけれど……ハッとする。
「ま、待って!さすがにこの時間だし見回りとかで先生に会いそうじゃない?生徒も少ないし、さすがに他校生ってバレちゃいそうな気が……」
1人で焦る私に対して、陽向は冷静に何かを考えている。
すると、カバンの中に手を入れ何かを取り出した。
「……ネクタイ?」
「北高の。入学式以来着けてないけど」
北高と、私の通う南高の制服は似ている。
紺のブレザーとスカートは同じような形状で、指定のネクタイだけが違う。
北高は紺、南高は緑のそれぞれストライプなのだ。
ただ、どちらも入学式とか卒業式に必須なだけで、普段は着けなくてもOK。
何なら校則は緩いので、市販のリボンや別の色のネクタイなどを着け、それぞれ自由にアレンジを楽しんでいる人も多い。
ちなみに私はネクタイが好きなので基本は着けているけれど、今日みたいに部活帰りは着けなかったりする。
「それ、着けてよ」
「あ!そっか、これしたら北高生っぽく見えるもんね」
お礼を言って陽向のネクタイを自分に巻く。
陽向の物を身に着けられて……ちょっと嬉しい。
「いいじゃん」
「ありがと」
「そのまま……持っててよ」
「え」
「普段着けないし。北高のだって分かる人には分かるだろうから、牽制にもなるし」
「牽制?」
「……こっちの話」
いいのかな……って思うけれど、それ以上に嬉しい。
……そうだ。
校内放送が聞こえてくる。
「……さすがに帰らないとか」
キスをしたり抱きしめたり、お互いに寄り添って肩に寄りかかって話したり。
同じ学校の2人のような、幸せな時間を過ごした。
幸せすぎて浮かれているけれど……ハッとする。
「ま、待って!さすがにこの時間だし見回りとかで先生に会いそうじゃない?生徒も少ないし、さすがに他校生ってバレちゃいそうな気が……」
1人で焦る私に対して、陽向は冷静に何かを考えている。
すると、カバンの中に手を入れ何かを取り出した。
「……ネクタイ?」
「北高の。入学式以来着けてないけど」
北高と、私の通う南高の制服は似ている。
紺のブレザーとスカートは同じような形状で、指定のネクタイだけが違う。
北高は紺、南高は緑のそれぞれストライプなのだ。
ただ、どちらも入学式とか卒業式に必須なだけで、普段は着けなくてもOK。
何なら校則は緩いので、市販のリボンや別の色のネクタイなどを着け、それぞれ自由にアレンジを楽しんでいる人も多い。
ちなみに私はネクタイが好きなので基本は着けているけれど、今日みたいに部活帰りは着けなかったりする。
「それ、着けてよ」
「あ!そっか、これしたら北高生っぽく見えるもんね」
お礼を言って陽向のネクタイを自分に巻く。
陽向の物を身に着けられて……ちょっと嬉しい。
「いいじゃん」
「ありがと」
「そのまま……持っててよ」
「え」
「普段着けないし。北高のだって分かる人には分かるだろうから、牽制にもなるし」
「牽制?」
「……こっちの話」
いいのかな……って思うけれど、それ以上に嬉しい。
……そうだ。