この恋は、許されますか?
*
「俺だって、こんな風に杏奈を怒りたいわけじゃないんだ。
な?わかるだろ?」
「うん、わかるよ。
ごめんね、私が悪かった。」
結局最後まで隆二の相手をして機嫌がなおったのか、今はベッドに入り隆二は私に寄り添い頭を撫でている。
「分かってるならいいんだ。
本当に杏奈は俺がいないとだめだな。
こうやって俺が教えてあげないと気づけない。」
愛おしそうに見つめるその視線から逃げるかのように、目を閉じて思考を停止させた。そして、背後から私を包むように隆二は抱きしめたけれど、どうにも振り向くことができなかった。