腹黒王子の愛は、激甘でした。

24話 最後の大勝負

いよいよ勝負も大詰めになって、ついに1番得点が高い応援合戦になった。

応援合戦は青蘭高校体育祭の1番の見どころであり、団結力が試される。

そのためこの競技にすべてが懸かっているといっても過言ではない。

赤組からスタートし、黄色組は最後の発表になる。

(うわ~!どの組も綺麗に揃ってて、迫力がすごい…!)

どれもレベルが高いパフォーマンスばかりで段々と緊張してくる。

(でも…!メンタルで負けたらそこまでだもんね!)

私は自分の気持ちを奮い立たせ、黄色組の出番を待った。

応援合戦はどんどんと進んでいって、次は青組の出番になった。

青組が終わると、ついに黄色組の出番だ。

青組は一致団結していて、動きに一切の乱れがなかった。

これだけチームをまとめることが出来るのはやっぱり廉先輩のすごい所だと思う。

なんて青組の発表を見ているとあっという間に時間は過ぎて、ついに黄色組の出番になった。

「最後は黄色組の応援です。それではお願いします」

アナウンスを合図にみんなは一気にそれぞれの位置へと走って向かっていく。

入場が終わると颯汰先輩の突き抜けるような声が会場に響いた。

それに合わせてみんなも全力で声を出して、大きく体を動かす。

始まる前は緊張で心臓がバクバクしていたけれど、いざ始まると緊張も忘れて全力で取り組むことが出来た。

全体が1つになっていく感覚がとても心地よく感じる。

気付けば黄色組の応援は終わって退場になっていた。

(なんかすごく楽しかったな…)

私は今までで1番の応援が出来たことにとても達成感を感じていた。


 * * *


そしてフォークダンスを除いた全競技が終わり、いよいよ結果発表になった。

「それでは今年度体育祭の結果発表を行います!」

校長先生の次の言葉をみんなが緊張した面持ちで待っている。

(お願い…黄色組が優勝できますように…!)

「第97回体育祭、栄えある優勝は…___組です!」

校長先生の声に黄色組は一斉にワァッと声をあげた。




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