-悪魔の花嫁-
「目、閉じとけ」
何回か行ったことあるから慣れちゃった…
「ついた」
目を開けると、真っ白で大きな扉があった。
その扉をエリアルが押し開けた。
「待っていたぞ…エリアル殿それから、セアレスの姫君…」
中は円になっていて、壁際には椅子がいくつもあり、そこに偉そうに人が座っていた。その内2つだけ空いていた。
「クレア殿…」
エリアルはそう言い、あたしたちに話をかけた人をエリアルは睨んだ。
…ここの空気悪いな…
重い空気が流れる。
「単刀直入に言います。」
エリアルが大きな声で言った。
何を言うのだろうか…?