受付嬢なのに、清掃員から一途に溺愛されています ~タワマン最上階で猫と過ごす、秘密の恋~
 会食は、何事もなく終わった。

 帰宅した私は、
 玄関に入った途端、どっと疲れが押し寄せた。
 ソファに座り込んで、深く息を吐く。

 その夜、西条からメールが届いた。
 《今日はお疲れ様。疲れたよね》
 続けて。
 《明日は代休にしてある。
 ゆっくり休んで》

 ……それだけ。

 優しい言葉なのに、
 胸の奥が、ちくりと痛んだ。

 怒りと、不安と、
 どうしようもない気持ちが、混ざり合う。

 ――もう、誰のせいなの。

 そう思ったところで、
 疲れが勝って、
 私はそのまま眠りに落ちた。
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