君と初めましての再会
泉生さんは先ほどの表情はなかったように、いつもの優しい笑みを見せた。
「うん。お陰で危なかったよ?俺は理性のある獣で良かったね」

「けもの?」

泉生さんはまたふふと笑った。
「今日は勘弁してあげる」

泉生さんは名残惜しげもなく立ち上がると「風呂入ってくる」とリビングから消えていった。
私は内心少し寂しくて、後でそう伝えると、また猛攻をくらってふやけてしまった。
< 115 / 162 >

この作品をシェア

pagetop