君と初めましての再会
泉生さんはどこか分が悪そうにこちらに苦笑をむけると、「まぁ、いっか」と一言漏らした。

「うん。俺も甘いのは好きだよ。今朝より元気が出たみたいで良かった」

…え?
どういうこと?それってつまり…

「い、泉生さん…あ、あの…気付いてたんですか?」

少しだけ目元が赤くなっていたことに、泉生さんは気付いていたということだろうか?
心臓の音がどくんどくと速くなって加速していくのが分かる。

「もちろんでしょ」

その何気なく発したような一言にあたりまえと言わんばかりのひょうひょうとした姿にすごく驚いて、すごく……嬉しかった。
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