君と初めましての再会
「ご、ごめん、無理に話せとは思ってないんだけどね…ていうか、いつの間に出会ってたの?」

あ、いつもの余裕ありげな向葵ちゃんだ。

「え…あ、いや、6日くらい前からかな…?」

き、気付かれるかも…。
6日前っていったらこっちに来たくらいだし…。
そう思ったけど…

「えぇ!そんな素振りなかったじゃん!良かったねぇ!!」
「へ?う、うん」

一瞬間の抜けたような声が出てしまったけど、とりあえずコクりと頷いておいた。

「そっかぁそっかぁ」

どこかしみじみとした向葵ちゃんに苦笑いがこぼれる。
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