御堂先生は溺愛中
「母親が俺にって何箱か家に置いてったんだけど、1人で食べきれる量じゃないからお裾分け。」
御堂の言葉に、凛はなんてセンスのいいお母様なんだ…!!と感激した。
「ありがとうございます…!」
満面の笑みを浮かべる凛に、御堂も満足げに頷いた。
あ、でも…
こうやって差し入れをくれるのも、先生の恋が終わったらなくなっちゃうんだ。
そう思うと胸の奥が深く沈んだ。
「そういえば、もうすぐテストだね。」
「ゔっ……。」
御堂の言葉に凛は思わず唸り声を上げた。
「ふふ、分からないところがあったらまた英語教科室においで。」
その柔らかい声に、凛は素直に「はあい。」と返した。