御堂先生は溺愛中

「お疲れ様。」



そんな凛の気持ちなど知りもしない御堂は、この日も元気に図書室に顔を出していた。



「お疲れ様です。」



受付に腰掛けていた凛は、いつものように挨拶を返した。



「ふふ、これ。」



御堂はにこにこ笑いながら紙袋を手渡した。



「あ、これ…!」



凛は紙袋を手に取り中身を見ると途端に顔が明るくなった。



それはネットでしか売っていない高級チョコレートだった。



これを食べたい、なんて話は一切していないはずなのにどうして?



もしかして先生は私の頭の中まで覗くことができるようになったの?



そう疑問に思っていると、


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