御堂先生は溺愛中

月曜日の朝。




修学旅行が終わり土日を挟んだ今日、凛はいつもより心臓をバクバクさせながら学校までの道を歩いていた。




御堂先生のことが、好き。




そう自覚してから初めての登校で、それ以外は何も変わらない日常のはずなのに、ドキドキする。



今までそんなに気にして来なかったのに、今日ばかりは前髪変じゃないかな?とか色付きのリップクリームした方が可愛いかな?とか考えてしまう。





「おはよ〜、凛!」




凛が緊張した面持ちで校門を跨ぐのと同時に、自転車を引いた結奈が小走りで凛に駆け寄った。



「お、おはよ。」



「こんな早いの珍しいね。何かあったの?」



「いや、別に…ちょっと早起きしちゃって。」




嘘。…ではないけど。



先生のことを考えていたら、変に早く起きちゃって。



どうしようもないからいつもより早めに出てきたんだ。




「ふうん、そうなんだ。」



結奈は特段気にする様子もなく、そう返した。




「…あとで話したいことがあるんだ。」




結奈に何があったかとか、今の気持ちも全部話したい。



胸の奥から嬉しい気持ちとか、切ない気持ちとかが混ざったものが押し寄せてきて、1人で抱え込んでいられない。




そう思っていた凛は勇気を振り絞って結奈にそう言った。




結奈は凛の言葉に頷いて「オッケー。」と返した。




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