御堂先生は溺愛中
「それで話って何?」
2人は教室に荷物を置くと、即座にいつもの渡り廊下に集合した。
「うん、あのね…。」
2人きりの廊下に、凛の緊張した声が広がった。
言いたいのに、言いたくないようなこの言葉。
心の中で呟くたびに、そわそわしてしまうこの言葉。
今までみんな平気な顔してこんな気持ちを抱いていたんだ、と感心しながら凛は結奈に打ち明けた。
「私、御堂先生のことが、好き、なの。」
顔を真っ赤に染めてぽつりと言う凛に、結奈は目をまんまるくして彼女を見た。
えっ!?
今さら!?!?!?
修学旅行の時とか、もうどっからどうみても御堂先生のこと好きだったじゃん!!!
そんな野暮な言葉を飲み込んで、結奈は「そうなんだ。」とだけ返した。