御堂先生は溺愛中
「私はまだ、先生に見合うような人間じゃないからさ。」
「え?」
「先生はイケメンでモテるし、頭もいいし、優しいけど、私は馬鹿だし顔もスタイルも普通だし、何も持ってないから。」
「そんなことないと思うけど…。」
「だから、せめてもうちょっと素敵な人間にならなきゃ、…私は先生に好きって言えない。」
伏目がちにそう言う凛に、結奈は「そっかあ…。」と返した。
御堂先生のことが好きで、だけど自分に自信がなくて、
いつかちゃんと胸を張って好きだって言えるようになるために今日から頑張ろうと決めた。
それから2人は渡り廊下から教室へ戻ろうと仲良く歩いていた。