御堂先生は溺愛中

そこにはいつもとお馴染みの光景になりつつある、女子生徒に囲まれた御堂がいた。



「いつ見てもすごいね〜。」



呑気な声で言う結奈に、凛は「そうだね。」と返した。




うかうかしてらんないな。




私ももっといち早く素敵な人になれるように頑張らないと。




不安をかき消すように、凛は決意を新たにした。









…とはいえ、何からしたらいいんだろう。




素敵な人間になる、という漠然とした目標に、凛は頭を抱えていた。



もっとおしゃれで、可愛くて、スタイル抜群になれたらきっと、先生の隣を堂々と歩けると思う。



でも、多少のダイエットとおしゃれに目覚めることはできても、顔もスタイルも今更変えることはほぼ不可能で。



そもそも、私は先生の中身が好きなのに、自分は外見ばかり磨くのはなんか違う気がする。



そうなると中身をどうにかしなきゃいけないんだろうけどさあ。



どうすればいいの?



校内に落ちてるゴミを拾うとか?



…ちょっと現実的じゃないかも。





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