御堂先生は溺愛中

17.大野さんは勉強中


凛は自分の席に戻って、一時限目の準備をし始めた。




あ、今日の一時限目って…





そう気づいて心臓が跳ね上がるにと同時に、女子生徒の甲高い声が聞こえてきた。




「謙ちゃんおはよー!」




その声と共に、教室に入ってくる気配に、凛は体をぴくりと反応させた。





「御堂先生、ね。何度言ったら分かるのかな?」




呆れた様子で、そう返す御堂に、周りの生徒は「わかんなーい!」とはしゃいだ様子で返した。




凛が御堂を囲む女子生徒をじっと見つめた。




短いスカートに、綺麗に伸びる脚。



薄く化粧が施された顔は垢抜けていて、



茶色く染まった髪の毛はおしゃれに感じる。



紛れもない女の子っていう感じ。




…ああいう子達はちゃんと努力して可愛くなってるんだ。



内面を磨いてこうとは決めたけど、私もちょっとは可愛くなれるように頑張ろっと。




そう前向きに考えていると、


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