御堂先生は溺愛中
「古賀先生。」
教室を出て廊下を歩いている古賀に追いつくと、凛はそう古賀を呼び止めた。
「ん?どうした?」
古賀は凛の声に気づくと、立ち止まって凛の方に振り向いた。
「あの、朝の進路の調査書のことなんですけど…。」
「ああ、あれがどうした?」
「私、あとどれくらい頑張ればあの大学に行けそうですか…?」
凛の言葉に古賀は目を丸くさせたが、それから満足げに口の端を上げて頷いた。
「おし。お前今時間あるか?」
「あー…今から図書委員の仕事があって…。」
「そうか、じゃあ図書室で待ってろ。」
「は、はい…?」
古賀の提案に、凛は少し首を傾げながら、図書室に向かった。