御堂先生は溺愛中
「お疲れ様。」
凛は図書室に入室すると、受付にすでに座っていた一年生に挨拶をした。
それから奥にあるロッカーから箒を取り出すと、いつも通り掃除を始めた。
古賀先生、図書室で待ってろって言ってたけど、なんだろう…?
凛は不思議に思いながら箒を掃いた。
「お、いたいた。」
暫くすると本やらプリントやらを片手に抱えた古賀が、図書室にやってきた。
古賀は凛の姿を認めると、凛に向かって手を挙げた。
「あ、先生。」
凛は古賀の声に、掃く手を止めた。
「取り敢えずここ座れ。」
凛は古賀に促されるまま近くの席に腰掛けた。
古賀も凛と机を挟んだ向かい側に腰掛けると、手に持っていた資料をドンと机の上に置いた。