御堂先生は溺愛中

「よー、謙次郎。祭りぶり。」




次の日。御堂はスーツを着て式場をふらついていると、幼馴染の大樹に声をかけられた。



「ああ、久しぶり。」



そう挨拶しながら御堂は大樹に近づいた。




「お前の兄ちゃんもついに結婚か〜。」



大樹はそう言いながら空を仰いだ。



「お前は結婚とかしないの?」



視線を御堂に戻すと大樹はそう尋ねた。



御堂は内心イラっとしながらも、「まだ予定はないな。」と返した。



「あー、お前まだあの女の子追っかけてんの?」



御堂は夏祭りの後、大樹に凛の話をしていた。



「ほっとけよ。」



ぶっきらぼうに返す御堂に、大樹はニヤニヤ笑いながら「うるせー、性犯罪者予備軍。」と揶揄った。



御堂は性犯罪者予備軍じゃないし。と突っ込もうと思ったが、もしかして俺って世間からしたら性犯罪者予備軍なのか!?とショックを受けて何も言えなくなってしまった。



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