御堂先生は溺愛中

結婚式が終わった後、御堂は遼太郎に二次会に誘われたが、明日も仕事だし、と断ってすぐに式場を後にした。




それからマンションのエントランスを抜けた頃、ポケット越しに短い震えが伝わってきた。



何だろう、と思いながら御堂が携帯を開くと、美麗からメッセージが届いており、そういえば大樹に無理矢理交換させられたんだった、と思い出した。



『今日はありがとうございました。次、そちらにお伺いしたいので、ご都合の良い日を教えていただきたいです。』



あんな清楚な見た目して、案外ガツガツくるんだなとげんなりしながら、御堂も返事を打ち込んだ。



『こちらこそお声がけいただきありがとうございました。

今、仕事が立て込んでいて、まだ予定が立てられない状況ですので、また分かり次第ご連絡しますね。』



こう送れば彼女がこちらにくることも、食事をしなきゃいけなくなることもないだろう。



そう思いながら、御堂は1人エレベーターに乗り込んだ。
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