御堂先生は溺愛中
『よく頑張ったね。お疲れ様。』
整った字で書かれているその言葉に、凛は胸が震えた。
その言葉だけで魔法みたいに疲れが吹き飛んで頑張ったなって気持ちになる。
……それでも、まだ志望大学には全然届かない点数で。
もっと頑張ろうと改めて心に誓った。
そのまま流れるように冬休みになった。
凛は少し緊張した面持ちで塾に行く準備を始める。
筆記用具に、水筒に…テキストはあっちでもらえるから何もいらないんだよね?あ、一応下敷きは持ってこ。
そんな風に準備を終えると、凛は深呼吸をして家を出た。
塾ってどんな感じなんだろう。
学校みたいな感じなのかな?
っていうか、周りみんな頭がいい人たちなのかな?
ついて行けるのかな…。
少し不安に思いながら凛は塾へ向かった。