御堂先生は溺愛中
そんな凛の顔にそっと手を添えて、御堂は親指で彼女の涙を拭った。
「大丈夫だよ、ゆっくり話してごらん。」
いつもより一段低く、でも甘い御堂の声音に、凛の心臓がうるさくなった。
「…先生のことを考えると、胸が苦しくて、息ができなくなって、溺れてるみたいになるんです。」
「うん…。」
「私…御堂先生のことが好きなんです。」
「へ…?」
その瞬間御堂の親指がぴたりと止まった。
「それって、どういう…。」
目を丸くして凛を見つめる御堂に、
「だから、好きなんです。」
凛はそう真っ赤な目でまっすぐ見つめて答えた。