【不定期更新】社長と出会ってしまったら、甘く溺愛されるだけ。
サラサラの黒髪をピシッとワックスでセットした見るからに高級スーツの男性。
平社員の私でも認知している我が社の社長、江崎 啓史。
……が、小さいキーホルダーサイズのクマのぬいぐるみを手で握って体育座りで丸まっている。
うん、これは見なかったことにした方が良いやつだ。
人は誰しも色んな事情がある。
勝手に土足で踏み込んだら駄目だ、というか私だってこの状況は見なかったことにしたい。
幸い社長は体育座りで丸まっていて、顔を腕で隠している。つまり私は見えていない。
足音を立てずに、そーっとそーっと……
「経理部の浜本 七海さんだよね?」
バレてる……!
一社員の私の名前まで覚えてくれているなんて、なんて良い社長!……じゃなくて!!!
平社員の私でも認知している我が社の社長、江崎 啓史。
……が、小さいキーホルダーサイズのクマのぬいぐるみを手で握って体育座りで丸まっている。
うん、これは見なかったことにした方が良いやつだ。
人は誰しも色んな事情がある。
勝手に土足で踏み込んだら駄目だ、というか私だってこの状況は見なかったことにしたい。
幸い社長は体育座りで丸まっていて、顔を腕で隠している。つまり私は見えていない。
足音を立てずに、そーっとそーっと……
「経理部の浜本 七海さんだよね?」
バレてる……!
一社員の私の名前まで覚えてくれているなんて、なんて良い社長!……じゃなくて!!!