君に何度でも××をあげる
Spring1
14歳の春
満開に咲き誇る桜並木の間を、全速力で駆け抜けていく。
ヒラヒラと舞い落ちている綺麗な桜を、のんびりと堪能しながらこの道を歩くはずだったのに。
どうして私は今、息を切らせながら走っているのだろう?
答えは簡単。新学期早々寝坊をしてしまったからだ。
「…っ、はあっ、も…限界…っ!」
やっと見えてきた校門は、主事さんによって閉められそうになっていた。
「ちょ…っ、待ってー!」
恐らく鬼の形相になりながら走ってきた私に、主事さんはぎょっと驚いたように手を止めた。
その隙に校門の隙間をくぐり抜けて中に入る。
「え、あ、ちょ、君…!」
本当は遅刻した生徒は名簿に名前を書かないといけないけど、まだ本鈴は鳴っていないし走れば間に合うかもしれない。
「えっと…一組!」
靴箱の掲示板に貼られていたクラス表で、運良く自分の名前をすぐに見つけることができて全速力で階段を駆け上がり二年生の教室に向かう。
ヒラヒラと舞い落ちている綺麗な桜を、のんびりと堪能しながらこの道を歩くはずだったのに。
どうして私は今、息を切らせながら走っているのだろう?
答えは簡単。新学期早々寝坊をしてしまったからだ。
「…っ、はあっ、も…限界…っ!」
やっと見えてきた校門は、主事さんによって閉められそうになっていた。
「ちょ…っ、待ってー!」
恐らく鬼の形相になりながら走ってきた私に、主事さんはぎょっと驚いたように手を止めた。
その隙に校門の隙間をくぐり抜けて中に入る。
「え、あ、ちょ、君…!」
本当は遅刻した生徒は名簿に名前を書かないといけないけど、まだ本鈴は鳴っていないし走れば間に合うかもしれない。
「えっと…一組!」
靴箱の掲示板に貼られていたクラス表で、運良く自分の名前をすぐに見つけることができて全速力で階段を駆け上がり二年生の教室に向かう。