放置され令嬢と無口な氷の侯爵&雪だるま。『す』の続きが言えるまで
フィーネの思いつき
フィーネは窓を開ける。バルコニーへ出てみると風が心地良い。
灰色の空から雪が降り続ける。
思い返すのはクローヴィスの事ばかりだ。
「会いたいね」
『……』
雪だるまが動かない、よく見ると少し崩れかけている。
「うそ?! まだ百日、経っていないのに?」
フィーネは急いで雪だるまを部屋の外に出した。
クローヴィスからの魔力の供給が止まったのだろう。
考えられることはふたつ、他の魔法のために一時的に止められたか、クローヴィスが死んだかだ。
フィーネは最悪の事態を想像して青ざめる。
フィーネは雪の精霊に呼びかけた。
「ねえ、秋の領地の境界まで連れていってくれない?」
「どうするの? 危ないことはダメだよ」
「……危ないかもだけど。お願い!」
「フィーネが危ないのはダメだよ。僕らもついてく」
精霊もついてくると言い出した。
「実りの精霊王様怒らないかしら?」
「今は大丈夫、火竜が出て秋の領地はそれどころじゃないから」
「そうなの? クローヴィス様は火竜のところにいるのね」
雪の精霊が頷くとフィーネは考え込む。
「ちょっとだけ目的地を変えても良い?」
フィーネは更に我が儘を言い出した。
灰色の空から雪が降り続ける。
思い返すのはクローヴィスの事ばかりだ。
「会いたいね」
『……』
雪だるまが動かない、よく見ると少し崩れかけている。
「うそ?! まだ百日、経っていないのに?」
フィーネは急いで雪だるまを部屋の外に出した。
クローヴィスからの魔力の供給が止まったのだろう。
考えられることはふたつ、他の魔法のために一時的に止められたか、クローヴィスが死んだかだ。
フィーネは最悪の事態を想像して青ざめる。
フィーネは雪の精霊に呼びかけた。
「ねえ、秋の領地の境界まで連れていってくれない?」
「どうするの? 危ないことはダメだよ」
「……危ないかもだけど。お願い!」
「フィーネが危ないのはダメだよ。僕らもついてく」
精霊もついてくると言い出した。
「実りの精霊王様怒らないかしら?」
「今は大丈夫、火竜が出て秋の領地はそれどころじゃないから」
「そうなの? クローヴィス様は火竜のところにいるのね」
雪の精霊が頷くとフィーネは考え込む。
「ちょっとだけ目的地を変えても良い?」
フィーネは更に我が儘を言い出した。