雨のち花憑き
プロローグ
愛する人を失って、
会える確証もない人を
ただ一人孤独に待ち続けるのは
きっと彼にとって一番つらいことだ。
私がすっとそばにいてあげられないことも分かっている。
これから2人でいる時間も、あっという間に終わってしまうだろうから。
あなたの呪も罪も。
きっともうすぐ終わる。
私はただそれだけを願う。
これが『愛』で形作られていたならば、この願いは叶ったのかもしれない。
『恋』という下心で、あなたといたいと思うこと。
愛し、愛されたいと願うこと。
これはきっと罪ではないはずだから。