イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「今日のところは帰るよ。また今度、母さんと一緒に遊びに来させてもらうね」

一誠が帰る選択を選んでくれたことに、私は安堵した。

「そう。分かった。それじゃまたね。後で連絡する」

「うん。分かった。連絡待ってる」

一誠が私達の方へと近づいてきた。帰るって言ったはずなのに、どうしてこちらへ近づいてくるの…?と思ったら、一誠の手が私の頬に触れた。
そしてそのまま一誠の顔が私の頬に近づき、そっと私の頬に一誠の唇が触れた。

「それじゃまたね」

頬にキスをし、さよならを告げたら、一誠はすぐにその場を去って行った。一誠にキスをされた方の頬は一気に熱を帯びた。

「一誠はずるいな。油断も隙もない…」

ライバルに先を越されて、悟は不貞腐れていた。

「ゆりな、ごめん。一誠と喧嘩して…」

喧嘩に関しては今に始まった話ではないが、悟なりに反省しているみたいだ。

「いいよ。でも喧嘩は時と場所を考えること。あと程々にね…」

「なるべく善処します……」

そうは言っても、喧嘩をしないという選択肢は難しいみたいだ。恋敵には負けたくないという気持ちが強いのであろう。
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