イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「ゆりな的にはびっくりだよね。私はずっと知ってたから、気づかないゆりなの鈍感さに驚きを隠せないけどね」

里沙はそう言うが、本人からしてみたら、なかなか気づけないものである。

「里沙はそうかもしれないけど、いざ自分のこととなったら別だと思うよ?」

「あの二人に私、好かれてるかも…なんて、脳内がお花畑じゃないとそう思えないかもね。周りに自意識過剰だって思われたくないし」

その通りである。そんな自意識過剰は恥ずかしすぎて、私には持てそうにない。

「そうだよ…。せめて幼なじみとして好かれているとしか思えないよ」

「ゆりなの目線で考えたらそうよね。でも他の女の子の目線になって考えてみたら、あのイケメン二人がゆりなを特別扱いしている段階で、他の女の子には興味ありませんって言ってるようなものだけどね」

里沙から自分以外の目線を聞いて、初めて自分が特別扱いされていることに気づいた。

「私はゆりなよりはあの二人との関係性が薄いとはいえども、私も一応、あの二人と幼なじみじゃん。私とあの二人との距離感が普通の幼なじみの距離感で、ゆりなとあの二人の距離感が異常なんだからね」

言われてみればそうかもしれない。もう高校生になった今では、男女の幼なじみなんて距離感があって当たり前だ。
それなのにも関わらず、これまで何も変わらずにずっと仲良しでいられたのは二人のお陰だ。
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