イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「ありがとう。海に連れてきてくれて…」

本当は帰りにデパートに寄る予定だった。それが一誠のお誘いにより、海に来ることができた。
一誠のお陰で良い気分転換になった。本当に一誠には感謝している。

「いえいえ。こちらこそ。一緒に海まで来てくれてありがとうな」

誘った一誠の方が嬉しそうだ。よっぽど海に来たかったのであろう。
喜んでいる一誠が見れて、私の方が嬉しかった。

「また一緒に海に来ようね」

一誠に彼女ができたら、こうして一緒にお出かけすることはもうできない。
それでもまた一誠と一緒にお出かけがしたいと思う気持ちを抑えきれなかった。

「うん。また一緒に来ような」

一誠が約束を交わしてくれただけで、私の心は安堵した。
この約束が果たされる日がくるのかは分からない。それでも今の私には約束だけでも充分だった。

「暗くなってきたし、そろそろ飯でも食いに行かないか?」

確かに暗くなってきたので、そろそろ夕飯にしてもいい頃合いだ。
それにお腹も空いていたので、ちょうど腹拵えがしたいと思っていたタイミングだ。

「実は今、お腹が空いてて、そろそろご飯を食べに行きたいって思ってたんだよね。だからご飯を食べに行こ!」

「俺もお腹空いてた。車に戻って、スマホでこの辺のご飯屋さんを探そっか」

「うん、そうしよ!」

車に戻って、二人で一緒にお店を探した。すると近所に海鮮のお店があった。

「ここに行ってみないか?」

海の近くの海鮮丼のお店…というだけで、勝手に期待値が跳ね上がってしまっている。

「行きたい!行ってみようよ」

お店が決まったので、早速お店に行ってみることに…。
お店は海から近かったので、車は駐車場に置いて、歩いてお店に向かった。
するとお店の前には既に人だかりが…。時間も時間なので、ちょうど混む時間だったみたいだ。

「混んでるけどどうする?並ぶ?」

ここまで来たら、諦めて帰るという選択肢はない。

「一誠さえ良ければ、私は並びたい」

「ゆりなが良ければ俺も並びたいって思ってたから、それじゃ並ぼっか」

お互いに意見が一致したので、長蛇の列に並ぶことに…。
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