イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「それならよかった…」

もう悟はいないけれど、裕樹が心の寂しさを埋めてくれるかもしれないと思えた。

「ひかる、俺はひかるが好きだ…」

初体験を終えたばかりなので、普通なら先程の情事の余韻に浸るはず…。
しかし、裕樹は余韻には浸らず、私に想いをぶつけてくれた。

「ごめんなさい。まだ失恋したばかりで、好きな人を忘れられないの。だから裕樹とはお付き合いすることはできない」

はっきりと断った。それが裕樹への優しさだった。これからも彼と友達でいたいから。

「そっか。分かった。ありがとう…」

「でもこれからも裕樹とは友達でいたい。たまにでいいから、私とまた寝てほしい…」

私は最低な人間だ。自分の寂しさを利用しようとしている。

「いいよ。俺としては願ってもないチャンスだから。まだ諦めない。俺がひかるを好きでいることを許してほしい」

裕樹の気持ちは裕樹自身が決めることであって、裕樹の気持ちを私に咎めることはできない。

「裕樹の気持ちは裕樹の自由だから。好きでいるのに、私の許可なんて気にしなくていいよ」
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