イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「ゆりな、どうした?好きな曲が見つからなかったか?」

いつまで経っても曲をかけない私を心配して、一誠が私の顔を覗き込んできた。
私は慌てて一誠の心配を一蹴した。一誠にLINEの通知を見たことを悟られないようにするために…。

「ごめん。かけたい曲が多すぎて、どの曲からかけようか迷ってた。今、かけるね」

頭をフル回転に稼働させ、頭の中に思い浮かんだ曲を適当にかけた。

「この曲懐かしいな。確か昔、ゆりながライブに行ったグループの曲じゃなかったっけ?」

「そうだよ。小学生の時に流行ってたから、それで好きになったんだよね。本当に懐かしい…」

適当にかけたものの、一誠も楽しそうにしているので、どうやら曲の選考が良い選曲だったみたいだ。
そんな一誠を見ていたら安心したのか、気がついたら私は眠りに落ちていた。

「ゆりな、起きて。お家に着いたよ」

私を起こす一誠の声で目が覚めた。

「んん…、おはよう、一誠」

「よく眠れたみたいでよかった。俺の安全運転のお陰だな」

一誠は免許を取得してから一年未満なので、まだ初心者マークをつけて運転している。
どうやら一誠は、既に自分の車の運転の腕に自信があるみたいだ。
私からしてみても、一誠の車の運転の腕は、充分上手だと思う。初心者だと感じさせないくらいに…。

「全くその通りだよ。一誠の安全運転のお陰でよく眠れました」

「そう言ってもらえて良かった。またどこかに一緒に出かけような」

一誠から誘ってくれたことが嬉しかった。当たり前のようにこれからも一誠とお出かけする約束をできたことが…。

「うん。また出かけようね。運転してくれてありがとう」

「いえいえ。それじゃまた」

「またね」

車から降りる前に、一言お礼を伝えてから、私は一誠の車から降りた。
私が車から降りると、一誠は車をそのまま走らせて去って行った。
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