イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「ゆりな…」

この声は…もしかして…。

「悟!おかえり」

声をかけてくれたのは、もう一人の幼なじみの悟。私より歳が二つ下で。高校は違う学校に通っているが、近所に住んでいるので毎朝一緒に登校している。

「ゆりなは誰と何してたの?」

先程、私が車から降りてくるところを目撃したみたいだ。私は正直に答えた。

「一誠とドライブに。帰りに校門の前に居たからそれで…。悟もこんな時間までお出かけしてたの?」

私の言葉を聞いた悟は、突然不機嫌になった。

「別に。じゃあな」

一言だけ言って、悟はその場を去った。私はどうして悟に冷たくされたのか分からなかった。
何か悟が気に障ることをしてしまったのかな?もし何かしてしまったのなら、ちゃんと悟に謝りたい。
モヤモヤした気持ちのまま、お家の中へと入った。

「ただいま…」

「おかえり。一誠くんとどうだった?」

ママには事前に一誠と出かけることをLINEで報告しておいた。まさか帰ってきて早々、一誠とのお出かけについて問われるなんて思ってもみなかった。

「一誠の運転で海まで行って、海鮮丼を食べて帰ってきたよ」

「あらそう。いいわね。で、一誠くんから何か言われたりしなかったの?」

どうしてママの方がはしゃいでいるのか分からなかった。ただ幼なじみと放課後にお出かけしただけなのに…。
何か言われたかと言えば、一誠に好きな人がいることが分かったことくらい。さすがにママには言えないので、一誠のためにも内緒にしておくことにした。
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