イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「ゆりな、ごめんなさい…。パパに怒られて、深く反省しました…」

ママにもママの友人とのお付き合いがあることは分かっているつもりだ。綾香さんに対しても、美幸さんに対しても、平等でいたいと思う気持ちはよく分かる。
でもママと同じように、私にも一誠と悟という大事な存在がいる。私だって二人に平等に接したいと思っている。
だからこそ、ママには私の気持ちが分かってほしい。ママに立ち入る隙はない。これは私の問題だから。

「ママ、今回のことはパパが叱ってくれたから許すことにするよ。でも次同じことしたら、絶対に許さないからね」

ママに釘を刺した。もう何もしないでほしいという意味を込めて…。

「もちろん、絶対に同じことはしないって約束する。ゆりなに迷惑かけたくないから」

ママなりに今回のことを反省しているみたいだ。ママが反省したのなら、私はもう何も言うことはない。

「ママ、約束だからね。もし約束を破ったら、お小遣いをアップしてもらおうかな…」

「そうだな。そうしてもらおうか。ママ、それでいいよな?」

パパも私の意見に賛同してきた。パパまで賛同してきたら、ママに逆らう権利はない。

「今回、自分のしたことを反省して、お小遣いをアップします。ちょっと待ってて…」

ママは一旦、リビングから去り、すぐにリビングに戻ってきた。

「お金で解決しようとしているみたいで嫌に思うかもしれないけど、ゆりなと一誠くんの気持ちを傷つけてしまったママなりのお詫びです。あとママのせいで悟くんも増えちゃったから、追加で手土産が必要ならその分のお金も渡すから、そのお金で買って」

ママが追加でお小遣いを渡してくれた。高校生に渡すには多すぎる金額を…。
さすがにここまでやらなくても…と思ったが、ママのご好意を無駄にするのは良くないと思い、素直に受け取っておくことにした。
< 172 / 251 >

この作品をシェア

pagetop