イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「なるほど。そういう考えがあったのか。ゆりな、ありがとう」

悟の中で抱えていた心の霧が晴れたみたいだ。悟の元気が取り戻せたみたいで安心した。

「でも俺のこと、邪魔だって思ってるでしょ?」

本心を当てられて、動揺した。悟には最初から私の本心を見抜かれていたみたいだ。

「ごめん。否定はできない…」

「いいよ、別に。邪魔してる自覚はあるから、そう思われても仕方がないからな」

邪魔しているという自覚はあるみたいだ。二人っきりになるのを阻止するために、悪役を買ってまでここに来たということであろう。

「でも今度は邪魔しないって誓う。ゆりなに嫌われたくないし、俺も一誠に邪魔されたくないから、約束は絶対に守る」

悟が約束を守ると表明してくれただけで、私はもう充分だ。

「悟の気持ちはよく分かったし、ちゃんと伝わったよ。約束を守ってくれると信じてる」

今回のことは忘れることにした。悟の誠意ある態度に免じて。
だけど一誠に対してもちゃんと謝罪をすべきだ。デートを邪魔されて、傷ついているのは一誠だから。

「でもちゃんと一誠にも謝るんだよ。今、私に伝えたみたいに、正直に一誠に話すこと」

「分かった。ちゃんと一誠にも謝る」

悟は変わった。今回のことで少しだけ大人になった気がする…。
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