イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「一誠は何かハマってるものとか、好きなものとかあるの?」

「俺は特にないかな。読書ぐらいしか趣味がないからね。でも好きな食べ物ならある」

一誠は昔から趣味という趣味がなく、唯一の趣味が読書だと昔から言っていた。
だからバイト先も書店と一体型のカフェにしたのであろう。

「ちなみに好きな食べ物って…?」

「ラーメンが好きで。最近、大学の近くに美味しいラーメン屋さんを見つけて、友達とよく昼に食べに行ってる」

悟も一誠も友達と充実した時間を過ごしているみたいだ。友達と過ごす時間は貴重なので、二人が楽しそうに過ごしているのを聞いて羨ましく思った。

「ラーメンか。いいな…」

「今度、連れて行ってあげるよ。一緒に行こうよ」

一誠が誘ってくれた。一誠のおすすめのラーメンが食べられる…。ただそれだけで私は嬉しかった。

「行きたい!是非とも連れて行ってほしい」

「了解。予定が合う日に行こうな」

自然な流れで約束を取り付けた。さすが一誠。抜け目がない。

「あんたって本当にやり方が汚いよな」

傍で様子を見守っていた悟が、口を割って入ってきた。

「そんなことないよ。そういう流れになったから、お誘いしただけ」

一誠は否定したが、こんなに巧妙なやり方で女性を口説くことができるのなら、今まで女性を侍らせてきたはず。
でもこれまで一誠に彼女がいたことはない。一誠のことを信じているが、彼女がいたことがないのが嘘ではないかと疑ってしまいそうになるほど、今のは流れが上手くて。口を出した悟の気持ちがよく分かった。
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