イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「追いかけてもらえていたことは素直に嬉しいけどな。でも俺は俺、悟は悟だと思ってる。ゆりなに相応しいかどうかじゃなくて、ゆりなの気持ちの方が大事だから。選ぶのは悟じゃないよ」

一誠の言葉には想いの強さが込められていた。これまでずっと私を想い続けてきた想いの強さが…。

「そうだよな。俺、焦ってた。自分は絶対に選ばれないんじゃないかって思って。今日も二人のデートの邪魔をしたし。全く周りのことが見えてなかった」

それだけ悟も私のことを想ってくれていたということになるが、周りに迷惑をかけることはあまり人として宜しいことではない。

「でももう一誠を追いかけるのはやめる。俺は俺でいいんだって分かったから。それと次は絶対に迷惑をかけないって約束する。正々堂々と勝負して、ゆりなに俺のことを選んで欲しいから」

悟が高らかに宣言した。お迎えに行った時と表情が変わり、何かが吹っ切れた顔をしていた。

「それでいいと思う。お互い悔いのないように勝負をしよう」

一誠が悟に片手を差し出した。その手を悟が取り、お互いに握手を交わした。

「そうだな。悔いのないように決着をつけよう」

誰しも憧れやコンプレックスがあるもので。なかなか自分のコンプレックスと向き合えず、遠ざけてしまうものだ。
しかし何かきっかけがあると、自分の内面と向き合うことができる。良い友達が傍に居たら友達の言葉によって…。
そんな二人を見て、私は安心した。最初は二人と一緒に過ごすことに不安な気持ちを抱いていたが、今となっては一緒に過ごせてよかったと思っている。
お互いの内面を見せ合った二人は、以前のような二人の距離感に戻ったような気がした。
距離が戻った二人は、その後も楽しそうに話をしていた。そんな二人を私は笑顔で見守っていた。

楽しい時間はあっという間で。気がついたら夕方になっていた。
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