イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「さすがにそれは嘘だろう?女の子の方があんたのことを放っておかないと思うが…」

「確かに悟の言う通り、これまで色んな女の子から連絡先を聞かれたり、遊びにも誘われたりしたよ。でもゆりなのことが好きなのに、他の女の子と連絡先を交換したり、遊びに行くことはできない。ゆりなへの裏切りになるし、俺自身がそんな自分を許せない。だから他の女の子とはゼミでのグループLINEで繋がっているだけで、個人的には繋がってないんだよね」

私があの時見た通知は、どうやらグループLINEの通知だったみたいだ。ゼミのグループLINEなら、必要な連絡事項を伝えなくてはならない時があるので致し方ない。
個人的にやり取りを重ねていたのではないと知り、安心した。それと同時に私の中に独占欲があるなんて知らなかった。

「あんたってやっぱり真面目だな。男女複数人で遊びに行くなんてよくあることだし、連絡先ぐらい交換しても別に問題ないと思うが」

「相手の女の子に期待を持たせたくないんだよ。俺の気持ちが変わることはないから」

はっきりと断言した。まっすぐな目と力強い声で…。
一誠にとって、私への想いは揺るぎなくて。他の人が邪魔する隙すら与えたくないようだ。

「あんたって聖人君子だな。俺とは大違いだ」

「そんなことはないぞ。俺だって男だから、頭の中はゆりなのことでいっぱいで。案外、煩悩だらけの人間なんだよ」

一誠だって人間だ。常に聖人君子ではいられない。誰だって頭の中は煩悩だらけである。

「悟は俺と違って、一度目にしたら目が離せない圧倒的なオーラがあって、人を惹きつける魅力に溢れているから、悟の周りには常に人で溢れ返っているんだと思う」

一誠なりに悟への想いを伝えた。すると、悟は恥ずかしそうにしながら、「ありがと…」と一誠に伝えた。
どうやら悟は、一誠に褒められて照れているみたいだ。悟にとって一誠は憧れの存在なのであろう。そんな一誠に褒められたら、照れずにはいられない。
< 239 / 251 >

この作品をシェア

pagetop