イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「ゆりなは一誠とどういう関係なの?」

いきなりこんなことを聞かれるなんて思ってもみなかった。一誠とどんな関係かと聞かれても、幼なじみとしか言いようがない。

「どうもこうもただの幼なじみだよ」

「この前、一緒に出かけたのは、幼なじみとして出かけただけなんだ。よかった…」

何が良かったのか、私にはよく分からない。今日こうして悟と出かけていることと何も変わらない。

「好きな人とかか気になっている人とかはいる?」

悟が、私に好きな人がいるかどうかを気にしているなんて思わなかった。
一誠もそうだが、悟も変だ。二人共、どうしてそんなことが気になるのだろうか。私には二人の気持ちがよく分からない。

「いないよ。悟はいるの?」

聞かれたから聞き返してみた。自分だけ聞かれるのは平等ではない気がして。

「いるよ。ずっと好きな子がね」

悟も好きな人がいるんだ…。二人共、ちゃんと恋してるんだなと感心した。

「そうなんだ。悟も好きな人がいるんだね」

「“も”…ってどういう意味?」

「この前、一誠とドライブに行った時に、一誠にも同じことを聞かれてね。それで私が聞き返したら、一誠も好きな人がいるって言ってたから」

「ふーん。そうなんだ…」

二人が不仲なことを失念していた。これは失言だった。悟の機嫌を損ねてしまったかもしれないと焦り、謝ろうとしたら悟が先に口を開いた。
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