イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「俺に好きな人がいたら、ゆりなは嫌だ?それとも気にならない?」

嫌かどうかは分からないが、気になるか気にならないかで言えば気になる…。

「そりゃ気になるよ。悟は私にとって大事な幼なじみだし、その大事な幼なじみが誰を好きなのか、普通に気になるよ」

「普通に…ね。それは一誠に対しても同じ気持ち?」

一誠に対しても同じ気持ちかどうか…。一誠に話を聞いた時は正直、ショックな気持ちが大きかった。
でも悟から話を聞いた時、そうは思わなかった。二度目だったので、耐性がついていたからかもしれない。

「二人共、大事な幼なじみだから、どんな人が好きなのか気になるよ」

「そっか。まぁ、ゆりなはそうだよな…」

私はそう…ってどういう意味だろう?恋愛のことになると、私だけが蚊帳の外にいる感覚に陥る。
どうしたら恋愛の好きって気持ちに気づけるのか、私には分からない。分からない自分に失望する。

「ゆりな、俺は今日、ゆりなをデートに誘った。だからゆりなには俺がデートに誘ったことを意識してほしい。この意味、分かるよね?」

分かるよね…と言われても、恋愛経験が皆無な私には分からない。
デートに誘ってもらえたこと自体は嬉しい。でもどうしてわざわざデートを意識させたのかが、私には理解できなかった。

「ごめん。意味を理解できない…」

「それじゃ後で意味を理解させてあげる。でもまずは遊園地デートを楽しんでほしい」

どうやら後で意味が理解できるみたいだ。今は理解できないことを一旦忘れて、思いっきり遊園地デートを楽しむことにした。

「分かった。デートを楽しむことにするよ」

悟が私をデートに誘った意味は分からないが、悟が私をデートに誘う対象であるということは分かった。
全くそういう対象ではないと勝手に決めつけていた。でもどうやら違ったみたいだ。
悟が私のことを女性として意識しているのだと知り、私の胸はドキドキしている。
このドキドキした感情は何?!自分でも自分のことがよく分からない…。
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