イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「でも今は敢えて何も聞かないでおくよ。ゆりなが話したくなったら話して。それまで私は待ってるから」

里沙は敢えて私と悟の間に何があったのか、触れないでくれた。今の私には里沙が触れないでくれたことに安堵した。

「ありがとう。その時になったら話を聞いてくれると助かる」

「何も言わずとも、大体想像がつくけどね。悟の方が先に動き出したのは意外だったな…」

悟の方が…?!一体、誰と比較しているのだろうか。

「悟の方がってどういう意味…?」

「これは失敬。今の失言だから気にしないで」

里沙の態度が急変した。どうやら今の発言は私に知られない方が良かったみたいだ。

「さっき私のことを見逃してくれたお詫びに、今の発言は忘れてあげるよ」

「さすが親友。ありがと」

里沙が私の知らない何かを知っているということだけは分かった。
私だけ何も知らないのは引っかかったが、そのうち分かるかもしれないと思うことにした。

「いえいえ。そこはお互い様…ということで。で、里沙は週末、景くんとどこかへお出かけしたの?」

無理矢理、話題を変えた。この空気を変えるために…。
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