イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
まさかそんなことを気にしていたなんて、思いもしなかった。

「え…?そうだったの…?ごめん。疑ったりして…」

「いや、ここに連れてきた時点で、俺もどうかしてたと思う。もっと別の場所があったな…なんて思いつつ、悟と二人っきりで遊園地に行ったなんて聞いて、嫉妬して平常心を取り乱して、冷静な判断に欠けていたと思う」

一誠の想いを聞いて、自分の考え方を改めた。確かに連れてきた場所は良くなかったが、あんなにも誠実な一誠がいきなり私に手を出すなんて、よくよく考えてみたらそんなの絶対にあり得ないことだ。
寧ろここに連れてきたこと自体が、一誠なりに大きな勇気を踏み出したはず。そう思ったら、一誠に優しくしたいと思った。

「そうだったんだ。一誠、気持ちを教えてくれてありがとう」

「俺としてはゆりなに知られちゃって、恥ずかしいけどな。…できれば知られたくなかったし」

一誠がこんなにも弱っている姿を見るのは初めてで。そんな一誠を見て、私は愛おしいと思った。

「部屋はゆりなが選んで。好きな部屋でいいから」

一誠が照れ隠しで、話題を変換した。好きな部屋でいいとは言われても、初めてラブホテルに訪れたので、どんな部屋があるのか分からない。
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