【激辛ヒューマンドラマ】ぼくだけの聖母(マム)
第3話
時は、7月7日の朝7時40分頃であった。

家の食卓にはじめあすな夫婦と友汰《ゆうた》と京子と亜衣子《あいこ》がいた。

温大《はると》は、朝6時半頃に家から出たので食卓にいなかった。

倫也《ともや》は、朝早くに家から出たあとどこかへ行ったので食卓にいなかった。

ことみとあさやとののかは、バスの時間に間に合うようにするために早めに家から出たので、食卓にいなかった。

大雅《ひろまさ》と慶斗《けいと》は、朝早くに家から出たあとどこかへ行ったので食卓にいなかった。

…………………………

テーブルの上には、亜衣子《あいこ》が作った朝ごはんが置かれていた。

しかし、食卓の雰囲気はものすごくよどんでいた。

……………………………

この時であった。

京子は、ものすごく生意気な口調で友汰《ゆうた》に言うた。

「あなた。」
「なんぞぉ!!」
「きょうはコーコー時代の仲間たちと一緒にのみにいきます…帰りは夜中になります…子どもたちをお願いします!!」
「ふざけるなオラ!!こっちは上司のお供で松山へ行く予定だ!!取引先の会社の社長さんが『キャバレーへ行きたいから頼むと言われたのだよ!!」
「困るわよ!!」
「だまれオラ!!」

この時、亜衣子《あいこ》が怒った声で友汰《ゆうた》と京子に言うた。

「ふたりともやめてください!!朝からケンカしないでください!!」

京子は、ものすごく怒った声で亜衣子《あいこ》に言うた。

「うるさいわねクソ義妹《いもうと》!!」
「朝からケンカしないでください!!」
「だまりなさい!!」
「義姉《おねえ》さま!!」
「だまれと言うたらだまれ!!」

思い切りブチ切れたあすなは、ものすごく怒った声で京子を怒鳴りつけた。

「京子さんいいかげんにしなさい!!園水《このいえ》の嫁は嫁らしくしなさい!!」
「やかましいクソババア!!」
「だまりなさい!!」

(バーン!!)

思い切りブチ切れた友汰《ゆうた》は、平手打ちでテーブルをバーンとたたいたあと黒の手提げカバンとジャケットを持って席から立ち上がった。

友汰《ゆうた》は、席から出ていく前にものすごく怒った声であすなと京子と亜衣子《あいこ》の3人を怒鳴りつけた。

「ふざけるなオラ!!オドレら3人はうざいのだよ!!」
「あなた!!」
「なんやオラ!!」
「あなたこそ何よ!!」
「だまれオラ!!テイシュに対して口答えすることは一人前だな!!」
「友汰《ゆうた》!!」
「なんだよ!!」
「あんたも逃げてばかりいないで4人の子どもたちと向き合いなさいよ!!」
「うるせえ!!男の仕事にいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいちいち口出しするな!!」

このあと、友汰《ゆうた》は家から出て行った。

もうなんなのよ一体もう…

あすなは、全身をワナワナと震わせながら怒り狂った。

あすなは、愛媛新聞を読みながらごはんを食べているはじめに対して怒った声で言うた。

「あなた…あなた!!」
「なんだよ〜」
「新聞を読みながらごはんを食べないでください!!」

はじめは、畳の上に新聞をバサっと置いたあと怒った声で言うた。

「今(新聞の連載小説)を読んでいたところだよ〜」
「ごはんを食べながら新聞を読まないでと言うたでしょ!!」
「なんだよ朝からガーガーガーガーガーガーガーガーガーガーガーガーガーガーガーガーガーガーとおらびあい(怒鳴り合い)をするなよ〜」

あすなは、ものすごく怒った声ではじめに言うた。

「あなた!!この際だら言わせてもらうけど、友汰《ゆうた》と京子さんをしばらくのあいだ別居させた方がいいと考えていたのです!!」
「ふたりを別居させるって?」
「あなた!!」
「なんだよ〜」
「あなたはなんで友汰《ゆうた》と京子さんを結ばせたのよ!?」
「友人が『4人の子どもたちに父親がいないのはかわいそうだと思わないのか?』と言うたから決めたのだよ〜」
「あなた!!」
「なんだよ〜」
「あの時、なんでふたりの意向を聞かなかったのよ!?」
「友汰《ゆうた》と京子さんの意向を聞こうとしたよ…だけど友人が『そんなもん聞く必要はない』と言うて『早く決めてくれ〜』早く言うたからのでない!!』とせがんだ…」
「人のせいにしないでください!!(はじめの友人)さまも(はじめの友人)さまよ!!『嫁と孫が両方もらえるのだぞ…もらえるものはもらっておけ』と言うた!!…(はじめの友人)さまはどこのどこまでいいかげんな男かしらね!!」
「それはその…」

あすなは、ものすごく怒った声ではじめに言うた。

「もとはと言えば、あんたがややこしいもめごとに首を突っ込んだことにあるのよ!!あさやとののかが幼い頃に福岡県《ふくおか》で暴走タクシーが病院に突っ込んだ事故が発生した…病院の中にいた若い夫婦が事故死した…事故死した夫婦は、あさやとののかの実のご両親だった…この時、事故を起こしたタクシーに京子さんのダンナが乗っていた…事故を起こした運転手は京子さんのダンナの旧友だった…京子さんのダンナが旧友とグルになってインペイ工作をしたことがテレビのワイドショーで報じられた…それが原因で京子さんは立場がものすごく悪くなった…あんたは京子さんと倫也《ともや》とことみを救うために加害者のダンナと強制的にリコンさせた…同時にあさやとののかを引き取って養子縁組をさせた…」
「それじゃあどうすればよかったのだよ!!(友人)はあさやとののかを養子縁組に迎えるためには友汰《ゆうた》と京子さんを結婚させないといかんのだよ!!京子さん一人で育てることはできないのだよ!!」
「あなたはどこのどこまでお人好しよ!!」
「わしは人助けをしたのだよ!!」
「うるさいわねクソテイシュ!!」
「お前こそなんだ!!友汰《ゆうた》と温大《はると》と亜衣子《あいこ》が婚期を逃した原因を作っておいて何だ!!」
「あなた!!」
「ふざけるな!!なにが『愛されるためには必要なものはどーのこーの』だ!!」
「アタシは友汰《ゆうた》と温大《はると》と亜衣子《あいこ》が愛される人になってほしいから口やかましく言うたのよ!!」
「言うたオドレはなんや!!愛されるための努力をしたのかしてないのか!?」
「なんなのよボロ亭主!!」
「だまれオラ!!口答えをすることは一人前であとはまったくダメなクセにえらそうに言うな!!オレは園水《このいえ》の家長だ!!家長の言うことを聞けと言うたら言うことを聞け!!」

この時であった。

「えんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえん…」

家の外でののかがえんえんえんえんと泣いている声が聞こえた。

あすなは、ものすごく不安な声で『ののかがえんえんと泣いているわ〜』と言うた。

この時、バス停の近くを通りかかった年輩の女性がことみとあさやとののかを連れてうちにやって来た。

(ピンポーン)

玄関の呼鈴《ベル》が鳴ったので亜衣子《あいこ》が応対に出た。

…………………………

またところ変わって、玄関にて…

玄関の外から年輩の女性の声が聞こえた。

「園水《そのみ》さん!!園水《そのみ》さんあけてください!!」
「は〜い、開けます〜」

(カチャ…ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ…)

亜衣子《あいこ》は、玄関の戸のカギをあけたあと戸をあけた。

玄関の外にことみとあさやとののかと3人を連れてきた年輩の女性がいた。

ののかは『バスが来ない!!ガッコーに遅れるよ!!』と言うてえんえんえんえんえんえんえんえん…と泣いていた。

年輩の女性は、ものすごくあつかましい声で亜衣子《あいこ》に言うた。

「園水《そのみ》さんの娘さんね!!今すぐに奥さまを呼んで来て!!」
「奥さま、一体なにがあったのですか?」
「いいから早く呼びなさい!!」
「すみません〜」

亜衣子《あいこ》は、大急ぎであすなを呼びに行った。

…………………………

またところ変わって、大広間にて…

亜衣子《あいこ》は、ものすごくつらそうな表情であすなに言うた。

「おかーさん!!」
「どうしたのよ〜」
「ご近所の奥さまがことみとあさやとののかを連れて来たわよ!!」
「また…」

…………………………

またところ変わって、玄関にて…

玄関の土間にことみとあさやとののかと3人を連れてきた年輩の女性がいた。

あすなは、玄関の上がり口にいた。

あすなは、ものすごくオタついた声で言うた。

「ことみ!!あさや!!ののか!!ガッコーはどうしたのよ!!」

3人を連れてきた年輩の女性は、ものすごくあつかましい声であすなに言うた。

「奥さま!!3人のお孫さんたちのうち末の孫娘がまたえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえん…と泣いていたわよ!!」
「ののかが泣いていたって?」
「『バスが来ない』『ガッコーに遅れる』…と言うてえんえんえんえんえんえんえんえんえんえん…と毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝…毎朝泣きまくっているのはどう言うことよ!!」
「あの…それはその…道路が混んでいたから…」

この時、ののかがよりし烈な声で泣き叫んだ。

「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

この時、3人を連れてきた年輩の女性はものすごく怒った声であすなに言うた。

「奥さま!!この際だから言わせてもらうわよ!!」
「奥さま!!近くに小学校はあるけど、近くの小学校に行かせたらあさやとののかがいじめに遭うと思って遠方のガッコーに変更したのです…それのどこがいかんのですか!?」
「うるさいわねもう!!」

この時、あさやが背中に背負っていたランドセルを外したあとフタをあけた。

その後、ランドセルに入っていた筆入れをあすなに投げつけながら『ふざけるなクソバカ!!』と叫んだあと教科書と文具類を次々と捨てた。

「あさや!!やめて!!」
「フン!!」

このあと、あさやは家の中に入ったあと部屋に閉じこもった。

つづいて、ことみが制服のブレザーを脱いだあと床にたたきつけた。

その後、カバンの中に入っていた教科書を取り出した。

(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)

ことみは、教科書をズタズタに破いた。

あすなは『ことみやめて!!』と叫んだ。

ことみは、ドカドカと足音をたてながら床を歩いたあと部屋に閉じこもった。

思い切りブチ切れたあすなは、怒鳴り声をあげた。

「京子さん!!玄関へ来なさい!!」
「うるさいクソバカ!!」

大広間から京子の怒鳴り声が聞こえた。

………………………

またところ変わって、ことみが使っている部屋にて…

ことみは、部屋のドアにカギをかけたあと着ていた制服を脱いだ。

ことみはまず、水色のブラウスを脱いだ。

ブラウスの中から白のレースのスリップの上があらわになった。

(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)

ことみは、ブラウスを真っ二つに破いた。

つづいて、ネイビーのロングスカートを脱いだ。

スリップの下の部分があらわになった。

(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)

思い切りブチ切れたことみは、制服のスカートを真っ二つに破いた。

その後、ことみは黒のグンゼサブリナのタイツを脱いで足もとから抜き取った。

(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)

思い切りブチ切れたことみは、黒のタイツをズタズタに破いた。

(ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガシャーン!!)

このあと、ことみは部屋の中で奇声をあげながら暴れ回った。

それから10分後であった。

白色のスリップ姿のことみは、その場にしゃがみこんだ。

「ワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

ことみは、よりし烈な叫び声をあげながら泣いた。

おとーさんとおかーさんとおじーちゃんとおばーちゃんなんか大キライ!!

温大大雅慶斗《さんにんのクソバカおじ》も大キライ!!

亜衣子《クソオバ》も大キライ!!

この家なんか大キライ!!

もうイヤ…

もうイヤ!!

…………………………………
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